前回はメールの送信者評判の話で終わった。技術的に打てる手は尽きて、あとは時間待ちの状態になっていた。その待ち時間に、別のことを試してみることにした。ニュースやブログをまとめて読むための、自分専用のRSSリーダーだ。
Minifluxを選んだ理由
候補はいくつかあったが、軽量でセルフホストしやすいという理由でMinifluxに決めた。構成はDocker Compose1本で、Miniflux本体とPostgreSQLのコンテナを立てるだけ。アクセスはMulmoClaudeと同じパターンで、手前にCloudflare Accessの認証ゲートを置いた。
対象はSingapore Straits Times、NYT、その他いくつかのブログをジャンル別に分類する構想だった。TwitterやXは2023年以降無料のRSSフィードを廃止しているので、これは最初から対象外にした。
フィードを繋いでみて分かったこと
実際にフィードを購読してみると、いくつか想定外のことが分かった。
- NHKのフィードは8月8日付でサイレントにブロックされていた。理由の開示はなく、クラウド事業者のIPレンジ自体が対象になっている可能性が高い。
- Straits TimesとNYTのフィード自体は生きていたが、どちらも本文はペイウォールの手前、見出しと要約までしか取得できない。
技術的には一通り動く状態まで持っていけた。
それでも、やめることにした
一通り動くようになったところで、少し立ち止まって考えた。ジャンルを分けて集約する、という構想自体は悪くないが、実際に運用したら未読が積み上がっていく「情報過多」の受け皿になるだけではないか、という懸念の方が強くなった。読む量を増やすためではなく、読む量をコントロールするために始めた話のはずだった。
結局、同じ日のうちにDockerコンテナ、nginxの設定、DNSレコード、Cloudflare Accessのアプリ設定まで、一式をすべて削除した。作ってから壊すまで、24時間もかかっていない。
動くものを作ることと、使い続けることは別
技術的に動くところまで持っていくのと、それを実際に自分の生活に組み込んで使い続けるのとは、別の話だと分かった一件だった。作って終わりにする判断も、悪い結果ではないと思っている。
つづく。